費用を抑えて、個性を出す、休日DIY!
ホームセンターの賑わいに誘われて、玄関アプローチをDIY!
コロナ禍でホームセンターは大賑わいですね。私もその流れに乗って、以前から挑戦してみたかった玄関アプローチのDIYに挑戦しました。今回は、海で拾ってきた石をアクセントに使って、世界に一つだけの玄関アプローチを造ってみましたよ!
今回使用した材料
- 敷石: 白御影石 (30cm × 60cm × 5cm)
- 真砂土
- セメント (1袋)
- 海岸で拾ってきた石
近所のホームセンターで、白御影石が1枚1,280円(税込)で売られていました。私たちプロの目から見ても、これはかなりお買い得な商品です。
たった1日で完成!DIYアプローチ奮闘記


玄関ポーチからアプローチの終点まで約3m60cm。まずは、シャベルで既存の砂利や芝生を丁寧に鋤取り(すきとり)ました。
次に、基礎となるサンドクッションを約3cmの厚さで敷き込みます。今回は、真砂土にセメントを少量混ぜ、少し湿らせたものを使用しました。これが、後でご紹介する「真砂土舗装」の簡易版ですね。
白い御影石をただ一直線に並べるだけでは寂しいと思い、あえて千鳥(互い違い)に配置し、その隙間に海岸で拾ってきた平らな石をランダムに並べてみました。
そして、作業開始からなんと1日で完成!手軽に、自分だけの玄関アプローチができて大満足です。
DIYとプロの施工、どう違う?
今回のDIYは手軽にできましたが、私たちプロが工事を行う場合は、見えない部分にこそ徹底的なこだわりがあります。
【プロの玄関アプローチ施工フロー(一例)】
- 現状の地盤を丁寧に鋤取り(すきとり)、平らに整えます。
- 砕石(クラッシャーランRC-40)を8cm~12cmの厚さで敷き込み、しっかりと転圧して地盤を固めます。
- 生コンクリートを10cm~12cmの厚さで打設し、さらに強度を高めるために**鉄筋を20cm~30cm間隔で格子状に配置(クロス配筋)**します。
- 敷砂(サンドクッション)として、水、砂、セメントをミキサーで均一に混ぜ合わせたものを敷き込み、その上に石を敷設します。
今回のDIYでは、砂の代わりに真砂土を利用することで、素人の方でも簡単に施工でき、作業工程を大幅に短縮することができました。人が歩く程度であれば、これで十分に実用的なアプローチになります。セメントも1袋しか使っていないので、雨水がしっかりと地中に浸透し、水はけも良いですよ。
実はすごい!「真砂土舗装」のすすめ
なぜ真砂土を使うと手軽にできるのか?それは、真砂土が砂に比べて粒子が大きく粘り性があるため、専門的な左官技術がなくても誰でも扱いやすいからです。セメントを少なめにすることで、雨水は浸透しながらも敷石はしっかり固まる、という優れものです。
実は、当社の駐車場もこの真砂土舗装で仕上げています。一見するとただの土ですが、草が生えにくく、車が乗っても轍(わだち)ができず、土間コンクリートのような日光の照り返しもありません。さらに、雨が降っても水たまりにならず、そのまま地中に浸透していく、まさに「優れもの」なんです。
私はこの工法を「真砂土舗装」と呼んでいます。5年前に真砂土舗装を施工したお客様の敷地では、今でもほとんど草が生えていません。
DIYで手軽に楽しむのも良いですが、プロならではの「真砂土舗装」に興味を持たれた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!